長く愛される地元の定番酒造りにこだわる蔵
城下町・飫肥の酒谷川沿いに江戸末期創業。現在は芋焼酎をメインに製造していますが、以前は焼酎以外にも、味噌の製造や米、芋の栽培、養蚕なども手がけていた蔵です。同蔵の酒は地元ファンの支持が厚いのが特徴。県内の蔵元では珍しく、県内出荷量が県外分を大きく上回っているのだそう。代表銘柄「松の露」は、昔と変わらぬ芋らしさを大切にした酒です。20年弱ほど前から全自動製麹機の導入、情報のデータ化などを進め、酒質の安定化を推進。機械化と職人ならではの技術と感覚の両輪とで、お客の期待に応えています。