奥深い森で理想の酒造りの実現を目指す蔵
静謐で豊かな森に抱かれるように建つ尾鈴山蒸留所。平成10年、黒木本店の別蔵として新設されました。最新鋭の機械を備えつつもそれに頼り切ることなく、徹底した手作業で焼酎造りを続けています。麹室や二次仕込み桶には、宮崎県産飫肥杉を使用。平成30年には蒸し器に木製の角型蒸籠を導入するなど、新しい試みにも積極的です。使うのは、蔵近くを流れる尾鈴山の超軟水な湧き水と、黒木本店運営の農業生産法人「甦る大地の会」や契約農家が栽培する芋や米、麦などの原料。ここから生まれる焼酎には、大地の香りが満ちています。