海辺の町の女性杜氏が育む伝統の味、新しい味
明治25年に漁業で栄えた日南・大堂津で創業し、県内で唯一、創業当時からの土蔵で焼酎造りを続ける蔵。仕込み蔵はじめ、麹室や主屋などは、国の有形文化財に登録されています。現在は5代目杜氏・古澤昌子さんのもと、できる限り機械に頼らず、自然と対話しながら、焼酎を造ります。その年々の気候が反映された焼酎は、さわやかな酔い心地でじっくり飲み続けたくなるものばかり。平成21年には、地元産樹齢60年の飫肥杉を使った貯蔵庫を造設。甕とホーロータンクを使い分けての貯蔵・熟成も行い、銘柄は新旧交えより多彩になりつつあります。