原料と大甕仕込みにこだわり伝統と革新の味を造る
天保5(1834)年創業と伝わる京屋酒造。京都から油津へ来た先人が海産物交易を展開。後に酒造業が主事業となりました。現在は渡邊眞一郎さんが6代目当主として蔵を守ります。串間市大束産の紅芋を多く使う他、農薬不使用で有機肥料を用いた原料生産にも早期から着手し、子会社の農園で芋や米、そばを栽培し一部商品の原料として使用しています。仕込みは一次、二次ともに甕壺で行うのがこだわり。一甕約800リットルという、現代では非常に珍しい少量生産の大甕仕込みが、同蔵ならではの味わいを生み出しています。